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著作分類 IIRワーキングペーパー
著者 木村めぐみ
論文タイトル 戦後日本の広告業の歴史におけるふたつの分岐点— 停滞と危機の「本質」—
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー WP#13-20
公開日 2014/01/08
要旨 「日本の広告費」をもとに、戦後日本の広告業の歴史を概観してみると、①「成長の時代」(〜1991年)、②「停滞の時代」(1992年〜2007年)、③「危機の時代」(2008年〜現在)に区分することができる。日本の大手広告会社には、広告主や媒体社との密な関係によって発展してきたという歴史があり、本稿ではとくに、広告会社の媒体社との関係に焦点を当て、「1992年」と「2008年」というふたつの分岐点に注目する。「日本の広告費」とともに、①媒体別広告費、②主要広告会社の売上高の推移を辿ってみると、1990年代以降、広告会社と媒体社との関係に異変が生じたことがわかり、広告の機能は媒体抜きには果たされないため、いま、広告業が抱えているのは、広告の機能の問題でもある。それが広告業の歴史における「停滞」と「危機」の本質のひとつであって、まず、1990年代初頭にその予兆があらわれ、その後2008年以降にこの問題が顕在化した。
備考
参考URL
ラベル クリエイティブ産業
登録日 2014/01/08

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