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著作分類 IIRワーキングペーパー
著者 木村めぐみ
論文タイトル 創られた産業: 英国クリエイティブ産業の20年
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー WP#17-07
公開日 2017/05/24
要旨 本論文では、英国のクリエイティブ産業の歴史を通じて、工業社会とは異なる、知識社会特有の競争、問題、働き方を明らかにした。クリエイティブ産業とは、ブレア政権期[1997-2007]に示された、知識社会のためのビジョンCreative Britain(Smith 1998)によって創られた産業(イメージ)である。知識社会とは、イノベーションを実現できた人や組織だけが見てきた現実であり、工業社会とは、そのアイデアの実現と普及が求められている状態である。工業社会では、知っていること、つまり、伝達・共有された知識の類推と、その連鎖が必要であったが、知識社会では、創造すること、言い換えれば、顧客との間や、組織内・組織間など、共有されている知識が不均衡な状態を発見でき、その問題が解決された状態をビジョンとして提示でき、さらに、その実現に向けて行動できることも必要になる。工業社会と知識社会では、競争も、解決されるべき問題も、働き方も異なるように見えるが、知識社会で求められているのは、知るという行為と創造の相互作用、共進化、循環であり、創造の時と場の選択である。Creative Britainとは、知り過ぎて創造できなくなった社会のためのビジョンであり、クリエイティブ産業とは、技芸[art]、つまり、人が知識を活用するプロセスの論理で再構築された「企業者」(Schumpeter 1912)像である。
備考
参考URL
ラベル クリエイティブ産業
登録日 2017/05/24

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