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著作分類 論文
著者 軽部 大:内田大輔:藤田康男
論文タイトル 特集論文:メンタル不調からワークとライフの関係を再考する
機関名 一橋ビジネスレビュー
73巻
2号
ページ 6-19頁
出版・発行年月 2025/09/30
要旨 職場におけるメンタル不調者の数は、特に新型コロナウイルス感染症の流行以降急増している。そのように職場で増加するメンタル不調の解決策として、ワークとライフの関係を見直すことが一般的に考えられがちである。しかし現実には、ワークとライフの関係を見直し、より良くすることを意図したワークライフバランス施策が、メンタル不調の解決策に寄与しているとは言い難い。ワークとライフに明確な線引きをして、過剰就労を抑制するだけでは十分ではないのである。むしろ、近年の多様な就労観と職務能力を踏まえると、より専門的で個々の従業員に即した人事施策が求められているのである。メンタル施策として考えるべきポイントは、ワークとライフのバランスの追求ではなく、多様な就労ステージとライフステージの変化に伴って誰にも起こりうるワークとライフの間のアンバランス状態を適正な状態に戻す、絶えざるリバランス施策である。
備考
参考URL
ラベル 経営学, 職場, ワークライフバランス, メンタルヘルス
登録日 2025/09/19

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