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著作分類 論文
著者 軽部大:内田大輔:山田仁一郎
論文タイトル ビジネス・ケース ヘラルボニー:違いを価値に
機関名 一橋ビジネスレビュー
73巻
3号
ページ 118-133頁
出版・発行年月 2025/12/30
要旨 障害者の就労課題は、個人の能力ではなく、社会制度や慣習が生む「社会的障壁」に起因する点に本質がある。法定雇用率制度などの整備が進む一方で、福祉とビジネスが分断されたままでは、真に分け隔てのない社会は実現しない。必要なのは、障害を「欠如」ではなく「違い」として捉え、その特性を経済的価値へと転換する社会的変革である。ヘラルボニーは、障害のある人のアート作品を知的財産として管理し、企業や自治体と連携した商品・空間・体験へと展開し、収益の一部を作家に還元する独自モデルを築いた。「異彩を、放て。」をミッションに掲げる同社は、違いを喜びと憧れ、そして共感の源泉に変え、福祉を市場経済に組み込む挑戦を通じて、多様性を基盤とする新しい経営と社会の可能性を提示している。
備考
参考URL
ラベル 経営学, 戦略論, 組織論, アントレプレナーシップ, イノベーション
登録日 2025/12/30

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