要旨
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婦人服の卸売専業で成長を続けてきたアパレル大手のワールドは、1980年代半ばに旧来の卸型ビジネス・モデルの限界に直面。90年代以降、自社ブランドの商品企画・開発・販売を統合したSPA(アパレル製造小売り専門店)事業に着手し、消費者起点のサプライチェーンづくりを推し進めてきた。OZOC(オゾック)ブランドからスタートした同社のSPA事業は、第2弾のUNTITLED(アンタイトル)でさらに進化。
外部の素材・縫製メーカーまでを巻き込んだ生産システムとの統合により、同社の業績向上の牽引役となっている。UNTITLEDのびじねす・モデル確立に至る足跡をたどり、SPAを中心としたワールドの持続的な成長の可能性を考える。
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