要旨
|
1977年、日本のコンピュータ産業の黎明期に設立されたタウ技研は、オフィスコンピュータの事業化を目指す技術ベンチャーであった。1986年に新日本製鐵の資本参加を受けると、独自の技術力を基盤に、さまざまな取引先企業と開発提携を展開した。この結果、映像事業、画像事業、通信モバイル事業等、事業領域が拡大し、株式上場に至る業容拡大につながった。現在は、インターネット総合研究所(IRI)の傘下で社名をIRIユビテックと改め、さらなる事業領域の拡大を目指している。2005年6月に大証ヘラクレス市場への上場を果たした同社の創業から上場に至る30年の経緯を紹介する。
|