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著作分類 IIRケーススタディ
著者 安田隆二 : 川田英樹
論文タイトル りそなホールディングス(1):準国有化されたりそな銀行のV字再生
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー CASE#08-07
出版・発行年月 2008/06/01
要旨 大和銀行とあさひ銀行が経営統合して生まれたりそなホールディングスは、不良債権処理に苦しみ、2003年5月、ついに約2兆円の公的資金投入による資本増強を申請し、事実上の準国有化による銀行再生策に社運を委ねることになった。そこで、再生請負人として会長に就任したのは、金融業未経験のJR東日本前副社長の細谷英二であった。細谷は「銀行業という特殊な業態から金融サービス業への進化」をめざして、いわば銀行経営素人ともいえる取締役会メンバーと若手執行役とともに強力なリーダーシップを発揮し、まずは再生の第1段階として、「リストラと飛躍に向けた体制作り」の先頭に立ってきた。この結果、「嵐の中の泥舟」と呼ばれたりそなは沈没の危機を脱し、2005年にはV字回復を達成するに至った。本ケースでは、再生に関する細谷の基本方針を概観し、2003年から2005年に至るりそなの再生プロセスをたどる。
備考 一橋ビジネスレビュー Vol.56-No.1
参考URL
ラベル 経営学
登録日 2008/06/30

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