要旨
|
今や身の回りをはじめ、至る所で目にするようになったQRコード。携帯電話でURLを読み取ったり、オリジナルのコードを作成したりと、一般の人でも簡単に利用できる二次元コードだ。その源流は、自動車の生産管理の効率化をめざしたバーコードと、その読み取り機(リーダー)開発にあった。従来のバーコードに比べ、記録容量や読み取り速度の飛躍的な増大を実現したQRコードは、どのように生み出されたのだろうか。本ケースでは、自動認識技術の蓄積に焦点をあわせながら、デンソーによるQRコードの開発、および事業化の過程を明らかにする。
|