要旨
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2002年5月にローソンの社長となった新浪剛史は、矢継ぎ早に事業改革に乗り出す。就任当時の新浪社長に同社はどのように見えていたのか。また同社の置かれた競争環境はいかなるものであったのか。「おにぎり屋」というブランドを通じた基幹商品の開発、ナチュラルローソンやローソンストア100、ローソンプラスなど従来の青色のローソン以外での進出や、さまざまな業態との提携を成功させるには同社で働く従業員の意識改革と組織改革が欠かせない。社長就任から8年が経過した現在、組織変革プロセスを新浪と従業員の発言を交えて検討する。
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