要旨
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日本写真印刷は、1983年に印刷技術を応用してプラスチックの成形と加飾を同時に行うシステム「Nissha IMD」を開発した。同社は、もともとは印刷会社でありながら、システムに必要なプラスチックや金型などの技術的課題にも積極的に取り組んできた。その結果、Nissha IMDは、商品性(デザイン性)と量産性、品質の安定性という点で高く評価され、現在、携帯電話やノートパソコンの市場において圧倒的なシェアを獲得している。本ケースでは、日本写真印刷がなぜそこまで大きな成功を収めることができたのかを説明する。
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