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著作分類 IIRケーススタディ
著者 谷口諒
論文タイトル 地域イノベーションの事例研究: 岡山県真庭市における「バイオマスツアー真庭」
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー CASE#19-02
出版・発行年月 2019/03/28
要旨 近年、地域活性化に向けた施策として、「産業観光」が注目を集めている。産業観光は、従来型の観光とは異なり、学習や体験といった要素を備えている点に特徴がある。文化財だけでなく、高度な技術を有する産業現場や農林水産業の現場も産業観光の対象となり得るため、多くの地域において産業観光を実施できる可能性がある。しかし、産業観光を実現し、持続的に運営を行っていく上では、ガイドや視察受け入れ先の確保などといった克服すべき課題も多く、必ずしもそうした取組が各地域で効果的に実施されているわけではない。そこで本稿では、岡山県真庭市で実施されており、産業観光として成功を収めている「バイオマスツアー真庭」の事例を取り上げ、いかにして産業観光に係る課題を克服し得るかを考察した。この事例からは、地域が注目する産業観光資源がいかなる社会的課題と結びついているのかを読み取ったり、施設のガイドをツアー企画主体が行うのではなく、あえて視察先の従業員が行う仕組みを作ったりすることなどを通して、産業観光が抱える中心的な課題を解決し得ることが示唆される。
備考
参考URL
ラベル 政策のための科学, 地域イノベーション
登録日 2019/04/04

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