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著作分類 論文
著者 青島矢一:一ノ瀬裕城:田浦英明
論文タイトル 既存企業からの資源循環による新事業創出
機関名 一橋ビジネスレビュー
68巻
1号
ページ 14-31頁
出版・発行年月 2020/06/25
要旨 従来の日本企業の強みは、特定の製品カテゴリーを前提に、企業内で余剰資源を革新活動に振り向け、高度な擦り合わせを武器に次々と効率的に新製品を生み出していくことにあった。しかし、こうした日本型のイノベーションシステムは有効性を失い、先端領域における日本企業のプレゼンスは大きく低下している。デジタル時代に入った今日、モノの境界が取り払われ、企業内では不確実性の高い活動への資源配分が難しくなる状況下では、大手企業内部に蓄積された余剰資源をいかに組織外部の革新活動と結合するのかが重要となる。その方策の1つであるCVC活動に注目しつつ、著者らは、大規模データベースをもとに、日本、米国、中国における20年間のスタートアップ投資の推移と最近の傾向を比較した。本論文は、日本のイノベーションの既存研究をたどりながら、データ分析の初期の成果を活用し、日本型のイノベーション創出のメカニズムを探るものである。
備考
参考URL
ラベル 経営学, 技術経営, イノベーション政策, アントレプレナー, 起業, イノベーション・プロセス, 人材育成拠点
登録日 2020/06/23

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