要旨
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ログハウスの国内シェアトップを誇るアールシーコアは、どのようにして顧客をファンにし、成長してきたのか。本ケースでは、①家を楽しい暮らしを実現するための道具として位置づける独自の製品戦略を30年近く続けてきたこと、②展示場に来て納得してもらうことを重視した販売戦略をとってきたこと、③製品の独自性と製品への納得が生み出したユーザーコミュニティーとの創発的な関係があったこと、を描き出す。同社の経営は、社長の二木浩三が言うように一見「へそ曲がり」であるが、マーケティング起点の戦略の王道ともいうべきものであった。
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