要旨
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美容サロンの予約方法は、インターネットが普及した2000年代においても、電話が主流であった。これは、予約情報を紙台帳に記入することで、十分に業務が回っていたからである。かし、2010年代に入ってからはネット予約が急速に普及し始めた。その中心的役割を果たしたのが、リクルートの「ホットペッパービューティー」である。ホットペッパービューティーは、予約管理にとどまらない業務全般の効率化支援ツール『SALON BOARD』を通じて、美容サロンとの密接な関係を構築することに成功した。本ケースでは、美容サロンのなかでもヘアサロンに焦点をあわせて、自社を超えた業界単位の変革を成し遂げたホットペッパービューティーの取り組みの軌跡を紹介する。
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