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著作分類 IIRケーススタディ
著者 坂本雅明
論文タイトル 二次電池業界: 有望市場をめぐる三洋、松下、東芝、ソニーの争い
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー CASE#04-10
出版・発行年月 2004/03/31
要旨 1962年に三洋電機がニッカド電池の国産化に成功してから、多くの日本企業が二次電池業界に参入した。そして、エネルギー密度を向上させるために、負極材料の開発・改良競争を繰り広げ、日本メーカーの製品が世界市場を席巻するまでになった。現在の、二次電池業界のリーダーは先行企業の三洋電機である。しかし、三洋電機が常に先行者としての優位性を維持してきたわけではない。ニッケル水素電池への移行局面では急速に台頭した東芝に一時的なシェア逆転を許し、リチウムイオン電池への移行局面では8年もの長期に渡ってソニーの後塵を拝すことになった。新しい負極材料が開発される度に、新たなプレーヤーが台頭することになったのはなぜか。また最終的に三洋電機が業界のガリバーとして君臨しているのはなぜか。更には、韓国・中国企業の台頭や、燃料電池の出現により、今後の二次電池産業の業界地図はどのような変遷を遂げるのだろうか。本ケースでは、以上のような問題を考えている。
備考
参考URL
ラベル 技術経営
登録日 2004/12/31

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