東京電力・日本ガイシ: 電力貯蔵用ナトリウム―硫黄電池の開発と事業化
福島英史
CASE#08-02 一橋大学イノベーション研究センター (2008/03)
電力貯蔵用ナトリウム・硫黄電池(NaS電池)は、商用に量産・販売されている数少ない電力貯蔵用電池の1つである。1960年代後半頃から日米欧のさまざまな企業が開発に取り組んだものの、ほとんどが頓挫した。東京電力と日本ガイシは共同で開発を進め、最後発の開発主体であったにもかかわらず、世界で初めてNaS電池の事業化に至っている。両社のプロジェ…